想い出の宝箱




「だから私は自分のことより
翔太のこと考えられるように
なりたい



私、途中自分のことしか考えられてなかった


だから、もっと翔太を信じるね」




「さすが、俺の彼女」




翔太はそう言いながら
下を向いてしまった



「なんで下向くの?」



「だって、彩が優しすぎるから」



「意味わかんない」




無理やり翔太の肩を持ち
顔を上げると



翔太は顔を真っ赤にしていた


「顔真っ赤」

「うるさい」


「かわいー翔太」


「うるさい」


もう一度「かわいー」と言おうとしたら

翔太にキスされた




何度も今までの空白の時間を埋めるように・・・




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