想い出の宝箱


「おい、彩!!危ない!!」


翔太が叫んだ時

わたしは崖から落ちた



2人つないでいた
手がするりと離れ
翔太の顔がどんどん
遠くなって意識がなくなった




幸い下には木が
あって命に別状はなかったが

全治2か月という
大けがを負ってしまった



いうまでもなく
自分のせいなのに翔太は





「おれが彩をあんなところに
連れて行ったから・・・

俺は最低だ・・・」





病室の前で泣いて自分を責めていた


そのころから翔太は私になにかあると

「彩は俺が守るから。」


そういい続けてきた






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