想い出の宝箱
だけど、
そんな幸せな時間も
夏が終わるころには
なくなっていた
侑吾は夏休みの間だけ
ここにいるという約束だったので
帰ることになったんだ
私は悲しくて家で泣いていた
侑吾はわたしのそんな姿を見て
「彩?もう少し日にちが
あるんだから笑顔でいようよ」
といった
一番つらかったのは
侑吾のはずだけど
私のことを心配してくれた
そんな侑吾が私は大好きだった
それから、お別れの日まで
たくさん3人で笑いあった