想い出の宝箱
傷
あれは、私たちが出逢った季節
でも、あれから3年もたった
私たちが6年生の夏
「彩ー遊びに行くぞー!!」
そとから翔太が叫んでいた
まだ眠いのに・・と思いながら
「今行くよー」
3年もたてば
人見知りもだんだん直り
翔太とは口げんかも
できるようになっていた
「彩・・・遅い!!」
「だって、まだ朝じゃん」
今は午前6時いつもなら
昼から遊びに行ったりするのに・・・
「今日はお前に見せておきたい
ところがあるんだよ」
「どこ?」
「まぁ、ついてから
説明するから、早くいくぞ」