想い出の宝箱



その夜俺は
侑吾に呼び出されて


幼いころ3人で
遊んだ公園へと足を運んだ




公園につくと侑吾が
もういて機嫌の悪そうな顔で



「なぁ、どういうつもり?」


と言ってきた


直感で、俺の彩への
態度のことだってわかった



だけど、そこには
気づいてないふりをして

おどけて


「どういうつもりって?なにが?」


笑顔で侑吾を見ると

侑吾は力の入った拳を
俺の頬に当ててきた


その場に倒れこんだ俺は
もう心身ともに

ボロボロになりそうだった



「彩を守るって
お前言ったじゃん!!!」


そうだよ、俺守ってるよ







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