想い出の宝箱



「それは、
お前が変わっちまったからだろ!!?」



なにかが俺の中で切れた


俺は変わってなんていない


今でも彩だけを想い続けている







「・・・変わってねぇよ・・・」


いきなり調子の変わった俺を見て

侑吾は


「なにがあったんだよ、
俺のいない間に・・・」




ようやくまともに
話せるようになり


全部話した


こうなったのは俺の弱さ、
そして石原まどかという

女がいたから




「そういうことか、
どうりでおかしいと思ったんだ

いきなり変わった
お前らの関係とあの女」


「俺って情けないよな、
女1人守れず

それも女の言いなり」


「いや、お前は
確かに彩を守ってる」




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