君色デイズ
頼まれたときはなんだかんだ言っていたくせに、毎週日曜日の景雅様とのデート…否、付き添いを、あたし自身毎回楽しみにしている気がする。というか、そういう気持ちが表情にあらわれているらしい。
「明日は日曜日ね。」
「え?あぁ、うん。」
「ユリ、にやけてる。」
「…は?!にやけてないし!何言ってんのよヨシ姉!」
日曜日、景雅様と出かけるようになってから交わされるようになったこんなヨシ姉との会話。そしてそのたび、今みたいにむきになって反論してしまう。特に、別に、本当に意味なんてないのだけど、こんな態度をとってたら逆にあやしいっていうのに、あたしも何をやってんだか…。
ふてくされてそっぽを向いたあたしの耳に、ふふっというヨシ姉の笑い声が聞こえた。
「なぁに?ユリちゃん、そんなにむきになっちゃって。景雅様にでも惚れた?」
「はぁぁあ?まさか、…」
「明日は日曜日ね。」
「え?あぁ、うん。」
「ユリ、にやけてる。」
「…は?!にやけてないし!何言ってんのよヨシ姉!」
日曜日、景雅様と出かけるようになってから交わされるようになったこんなヨシ姉との会話。そしてそのたび、今みたいにむきになって反論してしまう。特に、別に、本当に意味なんてないのだけど、こんな態度をとってたら逆にあやしいっていうのに、あたしも何をやってんだか…。
ふてくされてそっぽを向いたあたしの耳に、ふふっというヨシ姉の笑い声が聞こえた。
「なぁに?ユリちゃん、そんなにむきになっちゃって。景雅様にでも惚れた?」
「はぁぁあ?まさか、…」