君色デイズ
「旦那様と奥様が仕事の関係でしばらく日本を離れてしまわれるの。だから、急きょ来週になったのよ。」
あぁ、なるほど。相変わらずお忙しいんだな。
というか、そっか、誕生日か…。
やっぱり、こんなふうに盛大にお祝いするんだなぁ。
…また、紗彩様と顔を合わせることになるのか。先日の会話を思い出し、ちくりと胸が痛む。でもそれよりも、来月で17歳になるお坊ちゃまを思い出して、どくんとひとつ胸が鳴った気がした。
◆◆◆
恒例化した日曜日のデート。
相変わらず景雅様は荷物をあたしに持たせることはないため、ついて回るばかりでこれで景雅様は楽しいのかなーなんて思ったりもするけれど。
あたし自身、屋敷の中でのただの使用人としてではなく、立場は同じだとしても外で景雅様と一緒にいられることを幸せに思っているのは事実だった。
不本意だけど、紗彩様との会話でそれが身にしみてわかった。
あぁ、なるほど。相変わらずお忙しいんだな。
というか、そっか、誕生日か…。
やっぱり、こんなふうに盛大にお祝いするんだなぁ。
…また、紗彩様と顔を合わせることになるのか。先日の会話を思い出し、ちくりと胸が痛む。でもそれよりも、来月で17歳になるお坊ちゃまを思い出して、どくんとひとつ胸が鳴った気がした。
◆◆◆
恒例化した日曜日のデート。
相変わらず景雅様は荷物をあたしに持たせることはないため、ついて回るばかりでこれで景雅様は楽しいのかなーなんて思ったりもするけれど。
あたし自身、屋敷の中でのただの使用人としてではなく、立場は同じだとしても外で景雅様と一緒にいられることを幸せに思っているのは事実だった。
不本意だけど、紗彩様との会話でそれが身にしみてわかった。