悪魔の手先


「ねぇねぇ、知ってる?桐崎くん行方不明だって。それだけじゃない!1ーAの生徒3分の1以上死体や行方不明だって。あのクラス呪われてんじゃない。」

学校中がその話で盛り上がっていた。

(呪われてるっ、か。確かにそうかもな、、、)

ガラーッ!!

「おう佑亜!!ん?今日は彼女と登校かぁ?アツいねー!」

佑亜はたまに彼女である篠田 愛理と登校していた。

下校はお互い用事がない限り毎日。

「まぁな。」


「ねぇ愛理!」

女子たちが愛理の机に固まってきた。

「何?」

「なんかさぁ、佑亜くんやつれてない?」

「えっ、そう?」

「うんおまけに、、、」

女子たちが変な顔をしてお互いの顔を見合わせた。

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