悪魔の手先

「佑亜帰ろっー」

愛理は佑亜の席の前に立った。
「あっ、悪いがけどさきに昇降口に行ってて。」

「え?なん、、、」

「行ってて!」

愛理は言葉が出なかった。

佑亜のあんな冷徹な目を見たのは初めてだった。

愛理が教室を去ると、佑亜はある所に移動し始めた。

そこは音楽室、そして待っていたのは・・・

「なんだよ、佑亜~!こんなとこ呼び出して~。」

佑亜の中でもっとも悪魔関係が薄いとされてた太田であった。
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