私の彼は20才の高校生
今からでも遅くないんだよね。



瑠璃さんが「このショーはあずみで決まるんだから。


あずみの新しい世界が始まる。」



私の新しい世界。



そこにはきっと数馬がいる。



そんな事を思うと体が熱くなった。



「こらこらあずみ又妄想の世界へ入ったでしょう。」


私のにやついた顔を瑠璃さんが覗いた。



やだもう瑠璃さんたら。



うふふと笑う私を見て、



数馬は顔を?にしてる。



なんだか楽しい。



こんな毎日がいいななんて思ってしまう。



こんな甘い考えはその日で終わった。



夏休みも近づいて来た頃。


秋のフライダルショーが本格的に決まり、



忙しい毎日を送る事になる。




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