私の彼は20才の高校生
私はそのドレスに似合う人になりたくて、



今まで以上に努力をした。


毎日走っていた5キロを10キロに伸ばした。



私の前を走っていた数馬が、いつの間にか私の後ろを走ってる。



あずみそこまで頑張らなくてもと言うが、



今しかやれない気がして、自分でも分からないけど、


止まらないんだよね。



ずっと走り続けたい感じるなんだ。



数馬に、マラソン選手にでもなるつもり。なんてからかわれた。



それは有り得ない。



数馬に肩を叩かれる。



「帰るぞ。汗かいただろう?帰ってシャワー浴びないとな。」



その声に振り向く私に、



数馬はニヤリと笑い、「シャワー一緒にする?」



する訳ないでしょ。



思い切り頭を叩いてやった。



そういえば数馬に裸見られているんだった。



急に恥ずかしくなってしまった。




< 104 / 201 >

この作品をシェア

pagetop