私の彼は20才の高校生
私が睨んでいる事など数馬は気にしない。



「もしかしてあずみのファーストキスだったりして!」



よけいに頭に来た。



「いい加減にして。私に構わないでよ。」



数馬は私が怒ってることなど全く気にせず、



「あずみは笑っている方が可愛いのにな!」



数馬の言葉にはっとした。そういえばここ最近笑ってないかも。



あの日京一に抱き締められ、キスされた時から笑えなくなった。



私は京一の事忘れたくて、彼氏を作った。



前から私を好きと言ってくれた、同級生の田宮元。



身長も私より高く、本当に優しくて私を大切にしてくれた。



だけどあの日私の部屋に初めて来た時、



いきなりベットに押し倒され、無理矢理キスしょうとした。



私は驚いて、思わず叫んでしまった。



「いやぁー止めて!」



その叫ぶ私の声と同時に、京一が私の部屋に飛び込んで来た。



ベットの上で私にキスしょうとした元の胸ぐらを掴み殴りかかる。



殴られた元が跳んだ。



京一が私を抱き締めた。



そして京一の唇が私に触れる。



涙が溢れた。




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