私の彼は20才の高校生
数馬京一の事聞いてくれる。



数馬はあぁっと言い私のそばに来て、椅子に座った。


「京一もずっと私の事好きだったて。愛してたと言ってくれた。


諦め切れないって、たけどこれが現実だから、


私の事妹と思えるように努力するって。


だから私も京一を兄と思えるように頑張るから。」



私は一気に話した。



数馬は頷きながら聞いてくれた。



「それからね。京一と最後のキスをした。」



数馬は何も言わない。



「あのね。兄妹でキスなんて可笑しいけど、気がついたらしてた。


たけど哀しいから、キスしてもお互いの唇が冷たくて、

本当に辛くて哀しいキスなんてするもんじゃないね。」


「あずみもう我慢しなくていいから。」



涙が溢れ出た。



数馬が抱き締めてくれ、私の唇に数馬の唇が触れる。


「暖かいだろう?」



そう数馬のキスは暖かかった。




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