私の彼は20才の高校生
「おはよう迎えに来た。」



やっぱ車で行く気なんだ。


「ねぇ。私たち高校生なんだから車は駄目でしょ。」


「まぁそれもそうだな。」



数馬が素直に車を降りようとした。



母が玄関にいた。



真っ赤スポーツカーにも驚いているようだが、



「あずみ急がないと又遅刻するよ。」 と数馬を見ながら言った。


やば。



こんな事してる場合じゃない。



私が走ろうとすると、数馬が又車のエンジンをかけた。


「あずみ乗れ。行くぞ!」



まぁ遅刻するよりいいか?


私は車に乗った。



「お母さん行ってきます。」


母は開いた口が塞がらないようだ。



「あずみ誰その人?」



母が叫ぶ。



「ごめん話すと長くなるから又後にする。」



「あずみってば待ちなさい!」



お母さんごめん。私は手を合わせた。




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