私の彼は20才の高校生

高来優斗の存在

それからも、優斗が何回も振り向き私に何かを言いたいようだった。



昼休みにお弁当を持ち、美香と食堂へ行こうとした。


優斗が、「あずみさん話したい事があるんだけど、いいかなぁ?」



「高来君あずみでいいよ。話しって何?」



そう言うと、優斗は美香を見て隣にいる数馬に目をやった。



美香はそれに気付き、「佐伯君先に食堂へ行こう。」


数馬は嫌そうな顔をしたが、美香と食堂に向う。

「俺のあずみに手を出すなよ。」



美香は、「分かってるからあずみは大丈夫だから。」


数馬の背中を押した。



数馬は心配そうな顔で私をみる。



私は数馬に自分のお弁当を渡し、



「先に食べていていいから。」



数馬は不機嫌な顔のまま教室を出て行った。




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