私の彼は20才の高校生
私は数馬に抱かれたまま教室を出る。



「数馬どこに行くの?」



「いいとこ。今から早退な。」



午後の授業はどうするの?


「嫌だよ、数馬下ろして。」


私は数馬の腕の中で暴れた。



数馬はそんな私を気にもせず車に乗せた。



エンジンをかけながら、さっき私が上げたお弁当を出す。



「あずみ朝も食べてないし、腹減ってフラフラだったんだろう?」



数馬はずっと笑っている。


なんだ。それでフラついたのか!



なんて自分でつっこんでどうする?



「今から母さんとこ行くから。」



ミキさんのところ?なんで。


「母さんやっぱあずみをモデルで、ファッションショーやりたいんだってさ。」



そうだ。私考えるなんていっちゃったんだ。



「さっき電話来て、あずみすぐ連れて来いってうるさくてさ。」



わぁどうしょう。お弁当なんか食べてられないよ。




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