私の彼は20才の高校生

数馬との生活

私の考えは甘かった。



今まで朝は学校へ行くギリキリまで寝ていたし、



朝食なんて食べた事がない。


朝6時半に数馬に起こされ着替えて、



7時には家族揃って朝食。


夜遅くまで仕事をするミキさんも、瑠璃さんもいた。



そして父親である理事長も。


理事長は最初に挨拶した時、笑って我が家と思っていいからなんて言われてしまった。



我が家はあまり揃って食事を取る事がなくて、



慣れるまで本当にきつかった。



食事は全てそれを専門にやるシェフがいて、



メイドさんも何人かいる。



私専属のメイドさんは20才の成実さん。



年も近いから、すぐ仲良くなれた。



若いのに大変だろうなと思い、



成実さんに聞いたら、時給がいいからやってるらしい。



なんだそんな簡単なものなんだと思うと可笑しくなった。



にやつく私に数馬が、「あずみ学校へ行くぞ。」



私は慌てへ部屋に鞄を取りに行った。




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