私の彼は20才の高校生
数馬と家に帰ると、瑠璃さんが待っていて歩き方の練習。



これが思ったように行かない。



最初は何回か歩く練習をした。



だが私が思う歩きとは違った。


まず背筋を伸ばす事が私には大変だった。



背筋を伸ばし、目線を遠くにやると足もとがフラついてしまう。



歩く事の練習を沢山やった。



いつも数馬はそんな私のそばにいてくれた。



瑠璃さんは厳しい人だ。



私が弱音を吐くと、こんな事に弱音はいてどうするの?



本番はこんなもんじゃないし、



それに自分でやるって決めたなら、



最後までやらなきゃ駄目だね。と言われた。



すぐ嫌な事から逃げてしまう駄目な私。



こんな事に負けない。と唇を噛み締めた。



毎日数馬と一緒に筋トレもした。



体力なんて持ち合わせてないから、



歩くだけで、最初筋肉痛になってた私。




< 84 / 201 >

この作品をシェア

pagetop