空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜
「ふぅー、ついた!」
てっぺん到着。
ここは、アスファルトの道にもなっている。
人の作った山道・・・・・・・。
歩きやすくされてるんだ。
「大ちゃん、あれ、なに?」
わたしは目に付いたものを指差して聞いた。
「ああ。誰かが置いていきよんねん」
苦々しそうに、大ちゃんは答えた。
それは、古くてどろのついた汚れたバイク。
扉のない冷蔵庫。
あきらかに壊れている洗濯機。
飲み終えた缶ジュース。
ボロボロのビニール袋。
あちらこちらに、誰かが捨てたもの・・・・・・
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