空の竜〜リュウに選ばれし者たち〜
ほんとにたくさん


大ちゃんや洋ちゃんと遊んだ。


すっごく楽しくて


ずっと、こっちにいたい。




だけど・・・・・・



帰らなきゃいけない時間は、あっという間だった。




わたしの帰る日――。



駅までタクシー。


おばあちゃんちの前で、しょんぼりしながら、タクシーを待ってた。




「また、遊ぼな」



見送りに来てくれた
大ちゃんが言った。


洋ちゃんは、部活。



「俺、な。旅行なくなってよかったわ!」



大ちゃんが顔を赤くしたから、つられてわたしも赤くなる。





.
< 34 / 100 >

この作品をシェア

pagetop