夜獣-Stairway to the clown-
弐:「気のせいだ」
二日目の朝、夢を見ることなく何事もなく目覚め、服を着替えると階下に下りていく。
大学生のアキラもすでに起きており、食パンを食べている。
母親、父親の姿はどこにもない。
家は共働きなので、すでに会社に行ったのかもしれない。
僕も机の上にあった食パンを取り出しトースターの中へと放り込む。
「今日学校でしょ」
アキラがTVをみながら、こちらに話しかけてくる。
平日であるからこそ学校があるのは当たり前である。
「うん」
生返事を返しながら、トースターから焼けたパンを取り出した。
「結構やばいんじゃない?」
「は?」
いつも通りの時間に起きたのにそんなはずはないだろうと思っていたのだが。
TVの時計を見てみれば、そこには信じられない数字が映っていた。
後10分で学校につかなければならない。
いつもなら歩いても間に合うのだが、10分だと走ってぎりぎりというところだった。
「何で?」
「さあ?」
アキラは僕が遅刻しようが知ったこっちゃないようで、TVから目を離さない。
もしやとは思いながら、二階のポンコツ時計を見に行く時間すら惜しかった。
急いで歯を磨いた後にパンをくわえながら、家から出て行くこととなった。
大学生のアキラもすでに起きており、食パンを食べている。
母親、父親の姿はどこにもない。
家は共働きなので、すでに会社に行ったのかもしれない。
僕も机の上にあった食パンを取り出しトースターの中へと放り込む。
「今日学校でしょ」
アキラがTVをみながら、こちらに話しかけてくる。
平日であるからこそ学校があるのは当たり前である。
「うん」
生返事を返しながら、トースターから焼けたパンを取り出した。
「結構やばいんじゃない?」
「は?」
いつも通りの時間に起きたのにそんなはずはないだろうと思っていたのだが。
TVの時計を見てみれば、そこには信じられない数字が映っていた。
後10分で学校につかなければならない。
いつもなら歩いても間に合うのだが、10分だと走ってぎりぎりというところだった。
「何で?」
「さあ?」
アキラは僕が遅刻しようが知ったこっちゃないようで、TVから目を離さない。
もしやとは思いながら、二階のポンコツ時計を見に行く時間すら惜しかった。
急いで歯を磨いた後にパンをくわえながら、家から出て行くこととなった。