涙色




「俺が点いれたおかげだな!ハハッ」




黙ったまま話を聞く




「そういえばさ、今日砂糖きれててさ、いつもより紅茶苦いかも。ごめんな」




私は目を見開いた



どうやらこいつには伝わっていたらしい



どうもこいつにはかなわない



私は今、どんな顔をしてるのだろうか。



「・・どした?やっぱ調子悪い?」


私は黙って首を振る





するといきなり抱きしめられた。




・・・そいつに。






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