君の心の✿咲いてる?
そのころ…学校の前では、私の元執事、親、兄弟が私のことを探している…
「お嬢様ー!お嬢様ー!」
「崇~!崇~!!」
「わが娘よ~!!!どこに行った~!」
「崇姉ちゃん~」
「崇…何処に行ったんだよ!」
ふぅ…良かった…空君の家にいることはばれていなかった。
でも…そんな日が続くのは後、どれくらいなのかなぁ…
ある日の夜、私は偶然空君と空のお母さんと話しているのを聞いた…
「空?あの子、いつまで家に泊めるつもり?正直に言いなさい!」
「母さんゴメン…あの子、家出した子なんだよ…」
嘘でしょ…空君が秘密を暴露しちゃうなんて…約束したのに…もう…帰るしかないのかな…でも…あんな掟に縛られた家に帰りたくはない!
「そう…しょうがないわ…期限は3週間!それ以内に答え決めなさい!」
え?答えって?私を追い出す?泊めてくれる?後3週間のタイムリミットを信じて…

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