死神彼氏と五日間
「これが俺たち死神の証…―――。そして呪い…」
「呪い?」
死神はこれ以上瞳を見られたくなかったのか、突き放した。
その瞬間、真奈は膝の力が抜けて床に座り込んでしまった。
「うそ…。私、ほんとに死んじゃうの…?」
死神の目は血に染まったような深紅の色だった。
そこから、彼が死神であるという事実が語られている気がして認めざるおえない。
そして、真奈の質問に肯定も否定もしない…死神。
「…今からお前は俺の監視対象になる」
「……」
「お前が五日後…正せば四日後に狩られるように悪魔から守るのも俺の役目だ」
――――…そんな
私、ちょっとだけユキトさんと付き合えるのを楽しみにしてたんだよ?
なのに、死ぬって…―――