死神彼氏と五日間
――――…みんなみんな、あのユキトさんは嘘だったんですか?
私を騙すユキトさんだったんですか?
私の魂が欲しいユキトさんだったんですか?
「………悪魔、だったんですか?」
真奈は死神の話を一から八まで信じた。
それは何故だか自分でもわからなかった。
信じたくない事柄を突き付けられて、真奈だって拒否することはできたはずだ。
……なのに、全てを受け入れた。
「悪魔だったんだよ…」
その声は意外にも真奈の近くで聞こえた。