死神彼氏と五日間




――――…違います。違いますよ、ソウシさん…。

私が訊きたいのは…―――






「なんで、そこまでして私を…?」




ソウシは肩で息をしながらしばし考えた。




「さぁ…、なんでだろ?俺にもわからない…」




真奈はじっとその姿を見つめた。





「ありがとうございます、ソウシさん」





「別に…、大したことなんてしてねーよ」




そう言った彼は心なしか頬が赤らんでいた。










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