初体験



いやに隣にいる幼なじみが愛しく思えてしまう。

何故、こんなことになったのか全く覚えていない。


でもまるで魔法をかけられたかのように一晩で彼を愛していたのだ。



「ねぇ・・・。」

「なに?」

「私たち、何したの?」

恐る恐る、しかし何かくすぐったいような気持ちで祐二に問い掛けた。

すると祐二は優しく微笑んで私を柔らかく抱きしめた。

「今から再現して、教えてやるよ。」


裸のまま抱き合う心地よさと恥ずかしさに、顔が熱い。

しかし自然と私は笑顔になった。


そして応えるように、強く強く、祐二を抱きしめたのだった。













END
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