バイバイ、大好きだったよ。
「龍・・・・龍!!!会いたかった。」
私はそこにいるはずもない人に話しかけている。はたから見ればおかしな人だろう。だけど、私は喋り続けた。病室でもそうであったように・・・
「コレ・・・手紙、書いたの。私の気持ち全部つまってるから・・・。届くといいな。」
私は空を見上げながらいった。
「・・・今日はもう帰るね。これ以上ここにいたら壊れちゃいそう。」
私は苦しくてたまらなかった。大事な人を失った痛みが今になってあふれてきた・・・。