バイバイ、大好きだったよ。







――――――――――龍へ。




りなです。龍、元気にしてる?私は元気だよ!!



一時期、現実から逃げてた時もあったけど、今は立ち直る事が出来て本当に良かったと思ってる。



心配してくれる親も、弟も・・・友達だっているし。本当私って幸せものだよね!!



龍に出会えてよかった。龍に好きになってもらってよかった。



龍のおかげでつらかったことも忘れられた。本当に龍のおかげ。



ありがとう。



私、ずっと言えなかったことがあるよね。それを言いに今日はココまで来たんだけど、ちゃんと言えてたかな?



私ね、龍にキスしたんだよ?ちゃんとわかったかな。初めて・・・だったんだよ。・・・・うれしかった。初めての相手が龍で。



龍、大好きだよ。愛してるってぐらいの勢いなんだけどね。



何か、私たちには大好きの方があってるのかなあっ・・・て。



だって高校生とは思えないほどの付き合いだったでしょ?(笑)



純粋すぎたよね・・・。本当のこと言うと、もっといろいろしてほしかった。



変な意味じゃなくてね!!手つないだりとか、学校でもうちょっと話したいなとか。そんなこと!!



だから!生まれ変わったらちゃんとしてね?



私また龍の事好きになるから。そんで、龍にも私の事好きになってもらうから!!だから、その時はよろしくね☆



ほんとは書ききれないぐらいだけど、もう終わるね。また泣いちゃいそうだし・・・。



ねえ龍、この手紙の封が切られる事は一生ないと思うけど、龍にはきっと届くとおもうから!ちゃんと読んでね?



じゃあ、またね。



                       りな。  








< 153 / 154 >

この作品をシェア

pagetop