バイバイ、大好きだったよ。
「そうか。準くんなら絶対に幸せにしてくれるだろう。」
「私たちも準くんと結婚してほしいとおもっていたのよ。ねえお父さん?」
「あ、あぁ」
「お父さん、お母さん・・・ありがとうっ!!」
お姉ちゃんがうれし泣きをしている。準はその隣で笑ってる。これが幸せな結末なんだ・・・・。
私は準と結ばれることはない。そんなことずっと前から分かってた。なのに・・・
「りな?ないてるの?」
私の頬には1筋の涙が流れていた。
「ごめん。つい、うれしくて。顔・・・洗ってくるね。」
私は笑顔でそう答えた。