バイバイ、大好きだったよ。





カチャ――




扉の向こう側には、とてもきれいな女の人が座っていた。30代前半ぐらいかな・・・?




「こんにちはっ。あの、あたし黒瀬ですけど・・・。」




優李が緊張気味に挨拶をした。




「えぇ。聞いてるわ。そちらは?」





「あっ。桐谷といいます。今日は付き添いできました。」





「桐谷さんね。」




女のひとはそう言って軽く微笑んでくれてた。




< 88 / 154 >

この作品をシェア

pagetop