そして明日は

『なぁ。おまえは結局おれの事許してないんだろう。』

許す?何をわたしが許さないというのだ。

『なにが許してないっていうの!わたしは毎日毎日あなたの汚れた下着もパジャマもシーツも洗ってるし、ごはんの支度だってするわ。セックスだって。』





長い沈黙から大きなため息が聞こえた。

『おまえが妊娠してから風俗にいった事も。流産した事も。おまえが・・・・・おまえが、夜にセックスしないとおねしょする事も全部おれのせいだって言いたいんだろう。もうどうすればいいのか分からないよ。』



足元からガラガラと落ちていくこの感じ。
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