そして明日は

今日もまたあの夢の続きなのだろうか。
暗闇を歩いていくと必ず女の子に出会う。
顔はわからないけれど不思議と怖さはなくて、後ろから光が少しさしては消える。
その顔が見たくて足早に追いかけても距離は縮まらず、わたしは1人で疲れる。
もう諦めようとすると夢から覚めるのだ。

目を覚ますと、すっかり家の中が薄暗くなっていた。

こうして朝に早く起きた時はうたた寝をしてばかりいる。

すると毎回決まって夢を見るのだ。

それも同じような夢ばかりを。


< 8 / 22 >

この作品をシェア

pagetop