会いたいとおもえば、


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―――――――――……



母はこのことを知らないまま、今でもあの男と一緒にすんでいる。


そこには勿論私も居るけど。


週に一回というペースで今でもあいつは私の部屋に夜な夜な来る。


騙される母が哀れで

逃げ出せない自分も滑稽で。


こんなことがあったから、今の私は、冷めた人なんだろう。




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