*秘密の恋*

うっ…キッパリと言われた。私って子供なのかなぁ?

「日向戻ってきたよ?」

日向が教室に戻ってくるとみんなにひやかされていた。

「日向〜垣内に告られたんだろ?もちろん付き合うんだよな?」

やっぱり柚ちゃんと付き合うのかな。目に涙が滲むが我慢…。

「断った。」

えっ?断ったの…?

「よかったね、菜々」

綾乃わ小さな声でそう言うと嬉しそうに微笑んだ。

「うっ、うん。」

「垣内の告白断るとかもったいねー。」

みんな口々にそう言って席についた。

担任の先生が来てHRが終わった後日直だった私と涼わ残って掃除。

「涼、菜々先部活行ってるから来いよー。」

「菜々頑張ってね、涼も頑張ってね。」

「うん、すぐ行くね。」

「終わったら行くよ。」

2人で掃除をしていると涼に話しかけられた。

「なぁ、お前らいつになったら付き合うの?」



< 32 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop