*秘密の恋*
うっ…キッパリと言われた。私って子供なのかなぁ?
「日向戻ってきたよ?」
日向が教室に戻ってくるとみんなにひやかされていた。
「日向〜垣内に告られたんだろ?もちろん付き合うんだよな?」
やっぱり柚ちゃんと付き合うのかな。目に涙が滲むが我慢…。
「断った。」
えっ?断ったの…?
「よかったね、菜々」
綾乃わ小さな声でそう言うと嬉しそうに微笑んだ。
「うっ、うん。」
「垣内の告白断るとかもったいねー。」
みんな口々にそう言って席についた。
担任の先生が来てHRが終わった後日直だった私と涼わ残って掃除。
「涼、菜々先部活行ってるから来いよー。」
「菜々頑張ってね、涼も頑張ってね。」
「うん、すぐ行くね。」
「終わったら行くよ。」
2人で掃除をしていると涼に話しかけられた。
「なぁ、お前らいつになったら付き合うの?」