*秘密の恋*
「えっ?そうなの?」
私わびっくりして聞いてみた。綾乃や早紀先輩もてっきり気づいてるもんだと思ってたよ。
「菜々片付けたら帰ろうか?」
「うん。ボール片付けて職員室にカギ返してくるね?」
私わボールをカゴへ戻し職員室にカギを返して走って門まで行った。
「桜井菜々さんだよね?」
誰だろう?見たことない人だなぁ。
「はい、そうですけど。」
「俺、近くの高校に通ってる林敬太。俺桜井さんのこと好きなんだ。付き合ってくれないかな?」
「ごめんなさい、私あなたのこと知らないし…それに好きな人がいるから」
私わいつものように断った。そこへ日向が来た。
「菜々遅いから探したよ。どこにいたんだ?」
「あっごめん。」
「じゃあ僕行くね?桜井さんまたね。」
林くんわそう言うと走って帰って行った。
「誰、あれ?」
「えっと…あの…。」
なんて答えよう。