Frist time



近藤キャプテンは始め驚いた表情も見せたが、すぐにかっこいい笑顔を見せて、


「・・・お前らならできるって信じてるからな。」


そう言って内藤先輩に肩を組んでいた。



それを見ていた他の部員も集まり、


「なんだよ、ずりーぞ!」


「俺もー!」


「俺もー!」


みんなが集まったからぐちゃぐちゃになったが、“まとまった”って1年の俺でさえ実感できるほど心が一つで。
泣き笑いしながら肩を組み合った。


このチームは最高だ。


「来年ぜってー全国いくぞー!」


「「「おー!!」」」

どこからともなくあがった声にチームみんなで腹から声を出した。











――――目をあけると、自分の部屋の見慣れた天井が目に入った。


明日からの部活、めちゃくちゃ気合い入れてやる。よし、と呟き、夕ご飯を食べにリビングへと向かった。





< 48 / 154 >

この作品をシェア

pagetop