Frist time
近藤キャプテンは始め驚いた表情も見せたが、すぐにかっこいい笑顔を見せて、
「・・・お前らならできるって信じてるからな。」
そう言って内藤先輩に肩を組んでいた。
それを見ていた他の部員も集まり、
「なんだよ、ずりーぞ!」
「俺もー!」
「俺もー!」
みんなが集まったからぐちゃぐちゃになったが、“まとまった”って1年の俺でさえ実感できるほど心が一つで。
泣き笑いしながら肩を組み合った。
このチームは最高だ。
「来年ぜってー全国いくぞー!」
「「「おー!!」」」
どこからともなくあがった声にチームみんなで腹から声を出した。
――――目をあけると、自分の部屋の見慣れた天井が目に入った。
明日からの部活、めちゃくちゃ気合い入れてやる。よし、と呟き、夕ご飯を食べにリビングへと向かった。