貴方と居れて幸せです。
そう、私は小4の頃から梶原の事が好き。
何かと仲良しで、いろいろ遊んだりしたけど、進展無し。

「はーぁ。」
「ゴメン、ゴメン。悪かったよ。それよりさ、クラス分け見た?」

え?クラス分け?
そう言えば、美樹ちゃんが同じクラス、って教えてくれただけで自分ではまだ見てなかったな。

「まだ、見てないよ。」
「何かあったの?」
「あ、いや。俺らクラス違うからさ。」

……。え?うそ?
私は、走ってクラス分けの紙を見に行った。

えっと、私は1年A組で…、
か、か、…無い。
“梶原”の名前が無い。

隣の1年B組の紙には“梶原”の名前がある。
本当だ、クラス離れちゃった。
私はつい固まってしまった。

「俺さ、お前と同じクラスが良かったんだけどな。」
「うん。舞衣もだよ。」

毎年、クラス替えの時期になると、梶原と同じクラスになれるように祈ってる。

今年はダメだったか。

『新1年生の皆さーん!荷物を教室に置いたら体育館に移動してくださいね。』

「体育館に集合だって。行こ?」
「うん!!」


梶原とはクラス離れちゃったけど、楽しい中学校生活がおくれそう。

かな?
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