シスコンBOYS



記憶って…なんなのよ。


必死に頭を凝らしてみる。


あ、なんかでてきそう。
そうなんか近づいてくる。






パタパタパタ



「利桜さんっっ!」



「ひぃっっっ!」



学年主任、デビル美代子!!


その名の通り、デビルようするに悪魔のような化粧に長い説教で周りから恐れられてるおば…先生。


キッと殺気だった目でこちらをみる。


「貴方と霧雅くんたちは問題を起こしやすいから補習を全員が真面目に取り組めるように明日から補習免除よ。」


…なんだ。優しいじゃん♪


先生を笑顔で見つめる。







「ただし、今から指導室」

来いとでも言うようにくいっと親指を後ろにむける美代子。



関わりたくないだけに関わらずに過ごしてきたのにっ!!



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