シスコンBOYS
あの事件以来、私は平穏(?)な毎日を送っていた。
おかげで時は過ぎ、もうすぐ夏休みまで。
「結、夏休み何したい?」
「ん~、海行きたいし、買い物も行きたいし、お祭りも行きたいし、かき氷食べたいし…
あっ……
彼氏が欲しい。」
口をぽかんとあけて私をみつめる美里ちゃん。
数秒後すごい笑い声が響いた。
「何それ!!…っ…くっ」
「失礼なッ!!」
だって本当だし。
私にしたら一大イベントで、一生の宝だもん。
「そっかぁ。欲しいの?」
くすくすと笑いながら頭を撫でてくる。
絶対見下してるなぁ…