シスコンBOYS
「まあ、いいわ。
おめでとう、結。」
優しく笑った美里ちゃん。
……なんか安心した。
まあ、馬鹿だけどなんていうつぶやきが気にならないほど。
たがら忘れていたんだ、もう一人のお方を…。
「ねえ、結?」
「ん?」
美里ちゃんのいつになく優しい声。
「携帯、大丈夫なの?」
ん?と聞きながらあけると、
「メール50件以上来てる!」
全部結城兄からだ。
こんな件数初めてだ。
しかも、全部たった1時間ほどで…。