傷だらけの愛
2001年4月1日
この日は、高校の入学式。
今まで学ランだったけど、晴れて今日からブレザー。
中学校のダサい制服からカッコイい制服になったことが嬉しくて、いつもより早く起きてブレザーを羽織った。
黒のブレザーに、濃い青のネクタイ。
ちょっとタイトに感じる灰色ベースの細かいチェック柄のズボン。
俺は、中学の時からずっと憧れていた部活の先輩と同じ高校に通いたくて必死に勉強し、なんとか受験に合格した。
だから、喜びが何倍にも増した。
ガチャッ
「裕介、もう着替えてるの?随分気合い入ってるのね~」
「おふくろ、勝手に入ってくんなよ~!!」
「あ~らごめんなさいね~」
バタンッ
「はぁ、ったく…」
突然の訪問に若干テンションは下がっても、やっぱり嬉しさは心の中では抑え切れず、鏡の前で思わずにやけてしまった。
.
この日は、高校の入学式。
今まで学ランだったけど、晴れて今日からブレザー。
中学校のダサい制服からカッコイい制服になったことが嬉しくて、いつもより早く起きてブレザーを羽織った。
黒のブレザーに、濃い青のネクタイ。
ちょっとタイトに感じる灰色ベースの細かいチェック柄のズボン。
俺は、中学の時からずっと憧れていた部活の先輩と同じ高校に通いたくて必死に勉強し、なんとか受験に合格した。
だから、喜びが何倍にも増した。
ガチャッ
「裕介、もう着替えてるの?随分気合い入ってるのね~」
「おふくろ、勝手に入ってくんなよ~!!」
「あ~らごめんなさいね~」
バタンッ
「はぁ、ったく…」
突然の訪問に若干テンションは下がっても、やっぱり嬉しさは心の中では抑え切れず、鏡の前で思わずにやけてしまった。
.