恋愛倶楽部【番外編】
どこもヒドくない。
過去の話なんだ。
どう話そうと、どう考えようと規制する義務はないはずだよね?
で、次の人は逆に明るい人だったよ。
からかった時の反応が、面白くなかった。
その次の人は……あぁ、そうそう。
本伊さんみたいな感じだったかな。
冗談が通じなくて、困った記憶しかないよ。
ん?
さっきより遠ざかった場所にいるけど、どうしたの?
キミのことは、からかわないって言ったばかりだよ。
ほら、おいで。
教室の出入り口より窓際のほうが、心なしか暖かいしさ。
なに怯えてるの?
来ないなら、こっちから行くけど。
そんな慌てないでよ。
何もしないって。
ちょっ……どうして振り払うのかな?
そんなに痛い目みたい?
はぁー‥……キミさぁ、本当に面倒だよね。
次はキミの番だよ。
何がって?
………暴露話、しろよ。
おまえで遊ぶのは、それを聞いてからだ。
END.