私の隣の狼さん。
亮太side2
亮太side
俺がトイレから戻ると、タケ達の所には見かけない容姿の奴が……
って、坂口じゃん!
俺は急いでそこに向かって、
へらへら笑って坂口と話すタケの腕を掴んで教室の外まで連れて行く。
「おい、どういうことだよアレ!なんで坂口がいんの?」
「よぉ亮太!よかったなぁお前、俺らのグループに雛乃ちゃん加わるぜ」
「は?!」
「優子と真由がうまいこと誘導したんだよ。あの子友達いねーから一緒にいてやろうよ」
ていうか、なんでこいつらが坂口に友達いないこと知ってるんだよ。
まあ、一緒にいられる時が多くなったということだよな?
一応お礼を言っておこう。
「ま、いいんじゃねぇの。ありがとな」
「何だよ亮太、きめぇな突然〜!」
「は?!礼ぐらい普通言うじゃねぇか!」