私の隣の狼さん。
 




「亮太、また牛乳飲んでるの?」

「んだよ、悪いかよ」

ユーキに聞かれて俺が答えると、真由がケラケラ笑い出した。

「そんなことしても身長伸びないって!あんたは永遠の豆太なんだから!」

「豆太って!懐かしすぎー!」

真由の言葉で優子が笑う。タケとユーキは血の気が引いたような顔で遠くへ逃げる。
豆太。俺は

「お前らいい加減に……」

「豆太って何?」

俺が怒りかけた時に、坂口が右手を挙手して言った。
興味津々な目。真由がが笑いながら言う。

「豆太ってね、亮太のあだ名!
 ホラ、こいつ背低いじゃん?だから亮太の亮を豆にしてるの」

その後に笑い転げていた優子が口を割る。

「多分雛乃と同じくらいの身長だよ!
 ちょっと二人背中合わせてみなよ」



 
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