私の隣の狼さん。
 

 



ごめんごめんとタケが笑いながら謝ったとき、ユーキが戻ってくるのが見えた。


つーかタケの野郎、俺の過去引きずりだしてんじゃねぇよ。
忘れたかったことまで一緒に思い出しちまったじゃねぇか……



ユーキが戻ってきてから食うものを注文した。
それからタケは何故か恋愛の話をし始めた。


「……ってことでさぁ、
 優子がすっごい可愛いわけよ、お前らわかるかこの気持ち?!」

「知らねーよ」

「亮太と同じ意見」

「なんでだよ!優子といてお前らなんか思わねぇの?!」

「いい奴だとは思うけど……他なんとも思わねぇ」

「俺も亮太と同じ。普通の友達」

まぁなんか他の事思ってたらそれはそれで嫌だけどな!とタケが笑う。



  
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