私の隣の狼さん。
「さあ、行こう」
「なんでそんな行きたがってんだよ、お前」
俺はユーキに鞄を貰うついでに聞く。
「だって、ゲーセンだし?」
ユーキはいつ食べてたのか、ガムを膨らました。
うすい緑色。綺麗に大きく膨らますのうまいな、コイツ……
「ていうか、そんなゲーセン好きだっけ?」
「UFOキャッチャーが結構好きなんだよ」
「そういやお前得意だしなぁー」
お金を払って、店を出る。
こんな遊びまくりの日常がもしこれからあっても、全然悪くねぇな。
なんて思いながら、俺達は坂口達がいるゲーセンへ向かった……