私の隣の狼さん。
 




「ねぇ君、1人?」

肩を叩かれて振り向くと、男の人3人。

「えっ、1人じゃないです」

「彼氏待ってんの?」

「まっ、待ってないです」

「じゃー俺らとあそぼーよ」

ぐっ、と肩に乗せられた手に力が込められた。

優子ちゃん、真由ちゃん……と辺りをきょろきょろするけど
優子ちゃんも真由ちゃんも寄ってくる男の人達を。
私だって1人で断らなきゃね……


「む、無理」



 
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