私の隣の狼さん。
 



ゲームセンターに入ると、ゲームの音や爆笑する人の声が店内に響いていた。


「俺ホッケーやりてぇ」

「最近亮太と対戦してないから俺もやりたい」

「あ〜だよな、久しぶりにユーキと対戦してやってもいいぜ」

「亮太いつも負けるじゃん」

「うっせ!わざと負けてやってんだよ」

「何言ってんの亮太とユーキ、今からウチらとプリだって」


仲よさげな2人の会話に割り込んだのは真由ちゃんだった。
続けて優子ちゃんが口を開く。


「うちらゲーセンきた目的とかプリだから」

「プリってプリクラ?」

それにタケ君が乗っかる。なんか目キラキラしてるし……
あ、そっか。優子ちゃんの事好きだから一緒にプリ撮りたいんだ。

私も皆と撮りたいなぁ。
だから西野君達、賛成してくれれば……

「ぜってーやだ」

なんて、西野君そういうの嫌いそうだもんね!
でも、ユーキ君は「俺はいいよ」と賛成意見。

それから真由ちゃんが口を開く。

「じゃあ、亮太1人でホッケーやってて」

「1人じゃ無理じゃねーか」

「一人二役!」

「虚しすぎるだろそれ!」

「てか、雛乃もウチらとプリ撮りたいよね?」

「え、うん!」



 
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